断食でケトン体が使用されると脳が冴える

断食でケトン体が使用されると脳が冴える
断食をすると脳の活動が活発になります。
その理由は脳の使うエネルギーがいつもと別のものになるからです。
普段あなたや私の脳が使っているエネルギーと、断食中のエネルギーは違うのです。
一部のアスリートなどは、この状態をうまく使い集中力を意図的高めることに利用することもあります。
今回は、断食すると起こる脳の変化についてご紹介させて頂きます。
 

 

断食するとケトン体がエネルギーとして使用される

食べなきゃ痩せる
一般的には脳のエネルギーについて、以下のように言われることが多いようです。

  • 朝食を抜くと脳にブドウ糖が足りなくなって働かない
  • 脳の唯一のエネルギー減はブドウ糖

この説は、正解でもあり間違いでもあります。
仮に脳のエネルギー源がブドウ糖だけなのであれば、糖質をほとんど食べない地域では人が生きられないことになります。
しかし、彼らは糖質を食べていませんが健康状態に支障はないようです。
なぜなら大昔から糖質を食べない生活をしているからです。
 

日本にも食べない人たちがいる

日本にもたくさんの少食家がいます。
1日1食だけで生活している方や、自ら糖質を制限し一切の炭水化物を食べない方もいます。
脳がブドウ糖でなければ活動できないの場合、これでは説明が付きません。
しかし、彼らは不自由なく十分健康に生活しています。
 

ブドウ糖以外のエネルギー源

脳にはブドウ糖以外に利用できるエネルギーがあります。
それはケトン体と呼ばれるエネルギーで、脂肪を分解して作られます。
脂肪は溜め込むのに限界はないため、いくらでも利用できます。
反対にブドウ糖はグリコーゲンという形で、ごくわずかな量しか保存できません。
脳は通常ブドウ糖をエネルギーに働き、ブドウ糖が足りなくなるとケトン体をエネルギー源にします。
 

ケトン体で脳の働きがアップ

ケトン体で脳の働きがアップ
ケトン体をエネルギー源としている時、脳からα波が検出されることが分かっています。
α波はリラックスしている時に見られる脳波で、この時脳はとても気持ちの良い状態だと言われています。
さらに、断食中に脳はβエンドルフィンという快感ホルモンを分泌します。
α波とβエンドルフィンの働きで、心身共にリラックスした状態だと言えます。
この状態の時、集中力が飛躍的に向上しているため、集中力が必要な作業に向いています。
仕事で集中力が必要な場合、ケトン体を意図的に利用することで効率よくこなすことができるでしょう。
人が集中できる時は、リラックスしている時だと言われています。意図的に食事を制限し、ケトン体を利用し、脳を働かせることで集中力を向上させることができるということです。
 

食べ過ぎの翌日は集中力がない

私の経験的でも、食事がとれずに空腹である日ほど仕事に集中できると感じます。
お腹いっぱいに昼食を食べた日には、眠気で集中できないことがほとんどです。
また、私はプチ断食を習慣としているため朝食はとらないようにしていますが、出張などで朝食をとる機会がある日には集中力が続きません。
昼食も意識的に量を多めに食べると、昼食後2〜3時間は眠い時間が続き集中力が落ちるようです。
また、午前と午後を比較すると、多くの量を食べた後の午後ほど作業効率が落ちます。
もし、朝と昼間に集中できず、夕方からしか集中できないという方は、朝食と昼食を意識的に減らすか食べないようにすることで集中力を上げられます。
 

人の脳は本来ケトン体で動く

ketonntai今ではブドウ糖が脳の唯一の栄養素と言われていますが、人はもともとケトン体を主としたエネルギーとして使っていました。
ブドウ糖は主に炭水化物を食べることで作られます。
消化されインスリンの働きでグリコーゲンとして筋肉と肝臓に貯蔵されます。
グリコーゲンを必要な時に分解し、エネルギーとして使用しているのです。
しかし、人類が農耕を始めて、炭水化物を主食としてから数千年未満しか経過していません。
私達の直接の祖先であるホモ・サピエンスが現れたのが20万年前と言われていますが、原始的な農耕栽培が始まったのはわずか1万年前です。
あくまで原始的な農耕ですから、現在のように米や麦などを安定的に栽培できるようになったのはもっとずっと後になります。
 

農耕が始まる前はずっと肉を食べていた

私達の祖先がそれまで食べていた物は肉です。
人は雑食ですから果物や木の実程度は食べてはいたと思われますが、果物や木の実は「手に入ればラッキー」といった程度だと考えられます。
つまり、つい最近まで肉を中心に食べて生き続けてきたことを考えれば、人の本来の主なエネルギー源もケトン体だったと考えるのが自然です。
もちろん生きる上で、ブドウ糖がどうしても必要な状況もあります。
この場合、体はどのように対応するのでしょうか。
人の体はよくできており、どうしてもブドウ糖が必要な場合には、脂肪やたんぱく質を分解してブドウ糖を作り出せるのです。
これを糖新生と呼び、体に代謝の問題がない限り低血糖症になることはほとんどありません。
 

ケトン体で体を動かすことの誤解


あなたの体と脳は、今この瞬間もブドウ糖で動いています。
生まれてからずっとお米などの主食を食べることが当たり前の環境です。
あなたと私の体も、ブドウ糖をエネルギー源とすることに慣れています。
そのため、体はケトン体の使い方を忘れているため、思い出させる必要があります。
ケトン体で脳や体を動かすためには、糖質の制限か断食を行い、体内の糖質を枯渇させる必要があります。
 

ケトン体が使われると頭痛がする場合も

体はケトン体に慣れていないため、最初は頭痛などを伴うことがあり、体に不調を感じることがあります。
これがケトン体が問題であるという主張や、断食を行うことが危険だと主張される点なのですが慣れの問題です。
慣れることで正しくケトン体を利用できるようになります。断食や糖質制限は決して危険ではありません。
 

まとめ

運動してもOKだよ!
いかがでしたか?
脳とケトン体の関係や、ケトン体が集中力を高めることなどについて言及させていただきました。
脳のためには糖質が必要だと言われている常識は、実は誤った情報です。もちろん糖質も体には大切な栄養素です。
しかし、脳の唯一の栄養素というのは全くの誤りです。
ブドウ糖以外にもケトン体で活動を続けることができるのです。
しかも、ケトン体で動いている脳は、通常よりもはるかに高い集中力を維持できるのです。
もしかすると、この集中力が私達が持っている本来の姿なのかもしれませんね。
 

正しい断食の方法を知る

ケトン体を作りだし、集中した脳を作り出すための断食の方法はどうすれば良いのでしょうか。
詳しい断食の方法については、こちらの記事を合わせてご覧ください。
断食ダイエットの手法になってはいますが、方法はこの記事の通りでまったく問題ありません。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
 
>>ケトン体を呼び起こすための「正しい断食」の方法は

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